このレビューはネタバレを含みます
綾野剛さんが好き。
ベタベタの恋愛系とかではなく、こういう役柄の綾野剛さんが1番輝いて見える!
本作ももう本当にグッときました…。
ヤクザの知り合いもいないし、未知の世界の方々だけど、2時間少々でがっつり感情輸入してしまった。
前半は、怖い存在の人たちなはずなのに親しい人たちに見せる顔は優しくて、人間くさくてほっこりする場面も多々。
昭和を生きた暑い男!いや漢!!義理と人情で生きてます!!!ってポリシーを感じられて、ヤクザ映画といえばこんな感じだよね〜!!と一気に引き込まれた!
そしてそんなイケイケな姿に引き込まれたので後半、浦島太郎状態になってからがもうとても辛い。
時代に適合できず、生きてるだけで除け者にされてしまうのがただただ悲しい。
でも自分の周りにそういう人がいたら、
何もかも捨ててつつましく暮らしていける自信はないなと思ってしまった。現代は義理人情だけで生きていくのは難しいからなー。
悲しいラストかと思いきや、心温まるラストなのも良かった。ラスト1分のシーンがあるかないかで全然違う。