このレビューはネタバレを含みます
この映画では「栄枯盛衰」が描かれている。
その中で家族という存在、現代への風刺をうまく織り交ぜて一つの物語として成り立っていた。
前半ではカメラワークと綾野剛の演技力、双方が合わさることによって、泥臭いながらもかっこよさがあった。
後半では主人公とその周りの仲間も歳を取り枯れ、組織としての勢力も衰えてしまう。
前半に比べてかなり寂しさを感じた。
全編を通して、時代の流れは残酷で技術の発展は逆に人間を不自由にしてしまっている側面があるのではないかと、考えさせられた。
まぁつまり久しぶりにとてもいい映画を観たということです。