限りなく4.0に近い3.5。それほど良く出来ていた。アウトレイジがヤクザ映画の完成形とすれば、大袈裟に言えばこの作品も1つの完成形。
館ひろし！？と思ったけど、とてもハマり役だった。この作品だからこそ組長役で違和感ないと思うし、逆に言うならこの人じゃないと雰囲気変わっちゃうよね。単なるダンディーな演技じゃなくて、敵対勢力との会合シーンはめちゃくちゃ良かった。
綾野剛も良いねえ。マジで。途中まで誰だか分からなかったよ。だって喋り方まで変えてくるんだもん。
強いて良くなかった点を挙げるなら、まず尾野真知子。学生は無理だろ笑。どうしてもこの人下手くそとしか思えんのよな。ただこれは好みなのかな。
後、終盤の展開が所々違和感がある。ヤクザへの締め付けが否定的に描かれていたりだとか、感情移入しづらい部分があった。でもそれがあるからこそ面白い展開が出てくるのも事実でうーんって感じ笑。
結論、ヤクザ映画好きな人もじゃない人もぜひ見てください。後悔はしないと思います。この監督さん、すごく才能を感じたので、新聞記者も観てみようかな。
