ヤクザの全盛期から衰退まで。
前半パートは無茶をしつつも"家族”を大切にするヤクザ独特の温かさだったり、自信に溢れた様がすごくかっこよかった!
舘ひろしに包容力と強さがあって、こういう血以上の絆いいな〜憧れるな〜とまで思える。ユカが気になりだしてから上手く接せられずに逆ギレしかけるところも可愛い。
後半パートは私たちの知るヤクザへの反応そのもので。関わったらいけない、とは言うけど本人たちもそれで足が洗いきれず苦労してるんだってところが重苦しい…。でも実際にそういう反応をするしかできないっていうのも事実。
SNSの部分もリアルで、一般人を巻き込むほどのここまでの拡散力が必ずあるとは言い切れないけど、絶対ありえない話だとも言えないから。
ヤクザがかっこいいと冒頭に思わせておいて、誰も幸せになれない、ヤクザも生きづらい世の中だってことを知れた作品だった。
殴る刺すはよく出てくるけど、痛々しさを感じるのは一番初め一瞬の拷問だけだったからビクビクせずに観れた!