河村光庸プロデューサーが、2022年6月11日お亡くなりになりました。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
2008年に映画会社「スターサンズ」設立。12年、制作・配給した「かぞくのくに」がキネマ旬報ベストテン1位に輝く。その後も「あゝ、荒野」「MOTHER マザー」「空白」、ドキュメンタリー映画の「パンケーキを毒見する」など、社会的・政治的なテーマを題材にした骨太な作品を数多くプロデュースされてきました。
綾野剛さん、舘ひろしさん、市原隼人さん、
尾野真知子さんの素晴らしさは言うまでもない。
岩松了さん、豊原功補さん、駿河太郎さんの3悪人も彼等がいたからこそ映画が締まる。
驚きであったのは、3人。
またもや、北村有起哉さんの凄さ。
本気のしるしでも恐れ入ったばかり。
そして、磯村優斗さんと小宮山莉渚さんの素晴らしさに涙が止まらなかった。
哀しみと辛さの果てに、ほのかな希望を指し示すラストシーンはこの2人がいたからこそ。
藤井道人監督も、河村光庸プロデューサーを失って途方にくれていると思う。
父も母もいないけど、私には家族がいました。そう、藤井道人監督には河村光庸プロデューサーがいました。
喪失から、また新たなる名作を紡ぎ出す旅を始めてくださることを期待しています。