ヤクザと家族 The Familyのぐるのネタバレレビュー・内容・結末

作品として面白いか、好みかで言うともっと点をつけたいのですが、ヤクザと暴対法・暴排条例という視点で見ると、終わり方が浅いなというのが否めない(主人公を殺しちゃうというのはやはり限界がある)。その辺は「すばらしき世界」のほうがやはり上手。良くも悪くも、フィクションとしてのヤクザ作品に終始している印象。生身の、実際に生きている人間としてのヤクザではなく、あくまで虚構の(それゆえにカッコよくきらびやかな)ヤクザを描いた作品かなと。