ミシェル・ピコリのひとり遊び映画。偶然見つけた拳銃を料理のついでに分解する具体的なアクションのおもしろさ。拳銃いじりと料理の境目が無くなっていき、錆を取ろうと蜂蜜色のスープを注ぐ。アウトローからは程遠い呆気ない射殺の後デリンジャーのように手鏡を見るピコリ。
ミシェル・ピコリがラスト手前で手鏡で自分の顔を見るシーンがあるけど、『犯罪王ディリンジャー』にしても『パブリック・エネミーズ』にしてもデリンジャーは自分の顔(後者はそれに類するイメージ)を見るシーンがクライマックスにあるので、割と定番の演出なのか。