見た目は子ども、頭脳は大人、その名は太鼓の達人オスカル。
欲深い愚かな大人を見て自身の未来に幻滅したオスカルは、3歳で成長を止めた。同時に奇声で周囲のガラスを破壊する能力を身につける。それらは哀しき自己防衛手段。十数年後、オスカルの肉体は子供のままだが精神は育ち、自身が軽蔑した大人たちと同じような行いを行なっていき…。
第二次大戦前〜大戦下のポーランドを舞台に風変わりな少年の半生を描いたアート作品。
胎児目線の出産、馬の生首を用いた鰻漁、ねるねるねーるね的な謎の粉末状媚薬、少年の性描写等々、今なお斬新なおったまげシーンが多数。
もっとも印象強いのは、やはりオスカル少年の不気味な顔面です。