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ブリキの太鼓 ディレクターズカット版の作品紹介

ブリキの太鼓 ディレクターズカット版のあらすじ

【上映時間】ディレクターズ・カット版 164分/劇場版 142分

ブリキの太鼓 ディレクターズカット版の監督

ブリキの太鼓 ディレクターズカット版の出演者

原題
DIE BLECHTROMMEL
製作年
1979年
製作国
西ドイツフランスドイツ
上映時間
164分
ジャンル
ドラマ

『ブリキの太鼓 ディレクターズカット版』に投稿された感想・評価

kurt

kurtの感想・評価

3.3
ナチス政権下のポーランドで1人の特殊な少年とその家族の周囲を描いた作品で、当時の賞を総なめにしたというカルト的な人気のある作品。

3歳で自らの意思で成長を止め、奇声をあげてガラスを割る特殊能力を持っている、主人公オスカルの怪演が凄い。独特な表情が気持ち悪い。笑

海での馬の首とウナギニョロニョロやそれを見て吐く母や不快な性的描写等々、嫌悪感を煽るような描写が定期的にくるので、不快感が半端ない。(褒めてる) 粉に唾吐きかけるやつ何なんだろ?可愛い顔してそれを吸うマリア。気持ち悪っ!笑

ディレクターズカット版なので、間延び気味で退屈な部分も多々あり。(個人的に) 戦争の残酷さなども色濃く描かれていて、間違いなく昔じゃないと撮れないような攻めた描写が多い。
面白いかどうかはさておき、今後も強烈に記憶に残りそうな、癖の相当強い作品でした。
【衝撃Part2】

普段から仲良くしていただいているレイチェルさんに教えていただいた今作。
何度も「観よう、観よう」と思いながらも、164分という長尺が毎度のように睡魔を引き連れてきて・・・
「日曜の昼下がり」どころか「日曜の昼ダラり」の気を抜いた時間帯は何をやってもダメなので、こういう時は寝るに限る(笑)

ということで、スマホにダウンロードして通勤の地下鉄の中やお昼休みの食堂などで小刻みに見始めましたが・・・・なんじゃこりゃ?!
とてもじゃないけど、これは小刻みに観て満足するような作品じゃないですわww

戦争によって炙り出される人間の残虐性や愚かさ、滑稽さって、必死な大人たちの目線で語ろうとしても、そこにはやっぱり「エゴ」だったり「善悪」だったり「主張」というものが少なからず匂ってしまうんですよね。
勿論、語り部(主人公)が大人であるという時点で、そこに「大人たる行動」や「大人としての思慮、思想」なんかが無ければ「どうやってこの状況を生きるつもり?」っていう薄っぺらさの方が先立ってしまうのは当然なのかもしれないんだけど、そこを「純粋な子供の視点」で描くことで、物語の中に「体験」や「経験」という新しい意味が生まれていくんですね。

それはもしかしたら、既に物事の「当事者」となっている大人の目線とは違う、客観性を持った「ストレートで残酷な一面」を映し出してしまうのかもしれない。
でも、そういう形で飛び込んでくる「戦争の素顔」こそが、実は人間が本能的に感じる「怒り」や「悲しみ」「滑稽さ」「愚かさ」を如実に表現してくれているのではないだろうか。

レイチェルさん、ありがとう~~!
先日の「UNDER GROUND」に引き続き、とても大切な映画に出会えました。
ということで、続きはネタバレも含むので、フィルターかけて「地下倉庫」に隠れます・・・。
Melko

Melkoの感想・評価

3.6
「僕は奇跡と幻滅の中間に生まれた」

「この日、大人たちをたっぷり観察し、自分が大人になることを想像した僕は、成長を止めることにした。1センチだって成長なんかしない。3歳の肉体のままでいよう。小さいままで」

「オスカル君、君の仲間の言葉を信じなさい。我々に観客席はない。」

アマプラ良い仕事したね、第5弾!

この作品がアマプラで見れる日が来るとは…

う〜ん、前評判通り、なんとも摩訶不思議で気持ち悪い作品だった…

盗人を父に持つ女アグネスは情緒が不安定
夫アルフレートは豪傑だが人の話を聞かない
恋人ヤンは繊細で優しいが、優柔不断で小心者
アグネスは、夫と恋人と3人で仲睦まじく暮らそうとする貞操観念のぶっ壊れ具合。夫も恋人も、お互いの存在やオスカルの父が誰かということには気づいてる。紛らわすかのように中身のない話をツラツラとして、現実から目を背けようとする3人。
そんな彼らを嘲笑うかのように、心ならずも彼らの人生を少しずつ不幸にしていくオスカル。
3人とも満点の大人では無かったけど、各々オスカルのことは心から愛していて、それがちゃんと見てる側にも伝わるのだけど、それを超KYな感じに踏み潰していくオスカルにイライラしてしまうし、と同時に、どう転んでもあの環境では普通に育つことはできなかった彼の境遇を思うと同情してしまう。
物語はこの繰り返し。

70年代の作品とはいえ、やはり物議を醸したのか。オスカルのギリギリアウトな性描写…
股間に顔、シュワシュワの粉に唾かけるのとか、夜這いとか、なんかマジで気持ち悪かった。
そう思わせるぐらい、とにかくマセたオスカル(役の子役)の演技が絶妙。あの顔が強烈なインパクト。
ホントにその小さな体に大人の男性が入ってるのでは、と感じる、大人を見る冷めきった目。小人症の役者なのかと思ったけど、声が子供なんだよな、と調べたら、普通の子供だし、当時11歳…

昨日の友は今日の敵
誰につく、どっちに味方する?で振り回される市井の民たち
戦争なんて、なんてバカバカしいんでしょう
現実から目を逸らそうとする大人、見据える子供
戦禍でも逞しく生きる子供、絶望して逃げるだけの大人

自分の生きる方向を自分で選んで進むのか、ただ首を垂れて頭を叩かれるのを待つだけか
おばあちゃんは残ると言ったけれど、あれは土地を守ると意志ではなくて、諦めか

ヒトラーの集会が、オスカルの暴走太鼓のせいで途中からダンスパーティになったのはちょっと笑えた笑

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