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太陽がいっぱいのcamusonのレビュー・感想・評価

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
2.7
ひどく昭和の匂いがする映画です。
また、ひどく映像が小汚いです。
昭和的な、安っぽくて埃っぽい小汚さが、
うまく再現されているのではないでしょうか。
部屋の中に蝿が飛んでたりしますし。

安っぽくて埃っぽいのは、たぶん、カラー映画がまだ小慣れていなくて、
しっとりとした落ち着いた色がうまく出せなかったんでしょうね。

アラン・ドロンがパスポートを偽造するシーンだけは、
幼い頃に、テレビで、そこだけ切り出したものを見たことがあったのですが、
そのときに勝手に想像した背徳感や、スリルや、ドキドキワクワク感を
あまり感じることができなかったのが、少し残念です。
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