ヒロオさん

太陽がいっぱいのヒロオさんのレビュー・感想・評価

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
3.6
貧しい青年が、富豪の友人を殺害し、成り代わり工作を行う話。

期待したほどではなかった。

音楽は抜群に良いし、皮肉がいっぱい(笑)のラストも最高に好みだった。

だが、ストーリーが面白くない。
成り代わり工作の様子が尺の大半を占めているが、古い映画だからか冗長で、緩急がない。

成り代わりの手口も、今の感覚からするとあまりに杜撰で、クライムスリラーに期待するハラハラ感は味わえなかった。

フランス映画かイタリア映画なのか判別できなかったが、後で調べてみると合作とのこと。
生まれの格差といった現実を容赦なく描くあたり、イタリア映画らしさを感じた。
ヒロオさん

ヒロオさん