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太陽がいっぱいの346のレビュー・感想・評価

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
4.2
見逃してたシリーズの筆頭映画です。
映画とはこういうことか!と唸りました。あの海上で急に吹き荒れる嵐は、主人公の感情を表現してるんですよね。小説なら心の葛藤を文章にするだけでいいけど、映画にはそれが映らない。だからこそ、あのシーンで、急に神の怒りに触れたように嵐が起きる。そうすることで彼の焦燥感が、映像としてフィルムに焼き付くわけで、とってもお勉強になりました。

でも、少しだけ感動が薄い…。これはなぜ見逃してたかの理由にも繋がるのですが、中学生のとかに古典のS先生が好きな映画としてこの「太陽がいっぱい」を語ってて、授業中にも関わらず、もう冒頭からラストの落ちまでそれはそれは丁寧に映画の内容を語ってくださいまして、あれからずいぶんと時間は掛かりましたが、こうして映画を鑑賞するに至って思うことは、ぜんぶしゃべりすぎてんじゃねぇよ!浜村淳かよ!です。笑

でも、浜村淳さんって、深夜に放送されるようなしょうもない映画を語ってるよね。それはいい。逆にそれは面白い。でも、S先生!A級映画はダメだ!これはもう法律で禁止しろ!笑
と、まぁ昔を思い出しました。
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