Tai

太陽がいっぱいのTaiのレビュー・感想・評価

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
3.8
午前十時の映画祭にて。

タイトルを耳にしたことがありましたが観たことなかった作品。
なる程の面白さでした。

金無し、家無し、女無し、だけど知性と容姿は抜群の主人公トム。
そんな彼が犯行におよぶまでの前半と、その後に完全犯罪へと持って行くことができるのかの後半で、まるで別物の作品のよう。
一体、彼は何故罪を犯してしまったのか?何を成したかったのか?
トムを演じるアラン・ドロンのルックスも相まって、ただ金に目が眩んだ男にも見えず、後半からラストまでいろんな意味でゾクゾクさせられる作品です。
特に犯行の数日後に、ホテルの部屋に訪ねてきた男に対して顔面の片面をピクピクと痙攣させているカットはビビりました💦
とにかくハラハラドキドキの後半部とタイトルに繋がるラストが非常に衝撃的で爽快です。

前半部の海外旅行や船旅のシーンは普通に憧れる優雅さですね!
あんな旅もしてみたいなぁ(トラブル抜きで)
Tai

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