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太陽がいっぱいのjun2kmのレビュー・感想・評価

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
3.8
私の父は、昔、MAZDAのカペラという車に乗ってまして、それがなんと"カペラ・アランドロン・バージョン"!それくらいアラン・ドロンさんはカッコイイ!の代表やったんでしょうね。ちなみに、その車を私は譲り受けて2年ほど乗ったあと、放りました。
さて、この映画、無駄なシーンが一切なくて、めちゃくちゃスピーディな展開がとてつもなくサスペンス。切れ目なしのハラハラ感。小気味良し。そしてそして、何と言っても荒れた海でのヨットのシーンが波高し!ここだけは、ほんとは劇場の大きなスクリーンで見なあかん場面でしょうねぇ。主人公と一緒に、ヨットの上で波をかぶって、波音ごうごう。揺れと闘って、死体を袋に詰めて海に投げ入れてる自分に気がつきますよ。
あ、そうそう。意外とイタリアの捜査官達が鋭くて真面目に仕事してるんです。的確な捜査で殺人を重ねる主人公に迫っていく。彼らの存在が、緊張感を高めています。
浜辺でサングラスを通して見た太陽のように、ギラギラやのに、暗さが同居している切れ味鋭い映画です。
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