億千

トッツィーの億千のネタバレレビュー・内容・結末

トッツィー(1982年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

ダスティン・ホフマンがこういう役をしていたとは!知らなかった…。

女装がバレそうになってハラハラ?!なコメディーかと思っていたけど、そういう要素は少なく、ドロシーとなったマイケルがどのように変化して成長していくかっていう話だった。
特に80年代にまだまだ理解が進んでいなかった、権力を持っている男性に多かったのだろう女性を決して対等に見ていない問題を、マイケルが身をもって体験する様子とか。観客はドロシーが肉体は男性だと知っているから安心感を持って見られても、これが本当の女性に起こっていたらと思うと恐ろしいシーンもある。
女装のバラし方は潔く、これぞ!というタイミングで素晴らしかった。

マイケルが、ドロシーは自分の中にいて、女装をする前よりも成長させてくれたというセリフが良かったなぁ。すごく説得力があったから、最後にジュリーも友達になってくれたんだと思う。

しかしダスティンの演技力パネェな。ドロシーがマイケルの中に残ってるの分かるし、ドロシーが画面に映ってるときはマイケルのことは全く頭から消え去ってしまってたもん。クレジットでマイケルとドロシーが別人として表記されてたのも良かったな。
億千

億千