彗

トッツィーの彗のレビュー・感想・評価

トッツィー(1982年製作の映画)
3.6
かなり面白いフェミニズム・コメディなんだけど、時代を考慮しても女性に変身した(女装した)方が仕事が上手くいく、というのは女性が蔑ろにされてる現状を見ると引っかかるよね〜
それにダスティン・ホフマンはたぶん技巧的な演技が好きで、本作で高い評価を受けたけど、女装してその演技が評価されるのって「女装」がキャリアのステップアップのための道具って感じに見えてしまい色々女装の扱いが失礼では…ここら辺は難しいところだけど。
それでも同じシドニー・ポラックがアカデミー賞を獲った『愛と哀しみの果て』よりはるかに良い作品だし面白かった。ジェシカ・ラングの生き方に悩む繊細な女性役も良かったし、彼女の映画と言ってもいいと思う
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