ぱんちむ

キングダム2 遥かなる大地へのぱんちむのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開直後(16日)の深夜1:40分〜4時すぎの上映を発見して、「こんな時間に上映してるの?!」とテンションがあがり映画館へ!

初陣の蛇甘平原編までのストーリーが映画用にぎゅっと濃縮された内容だった。

●配役メモ(順不同)
羌瘣役 清野菜名
澤圭 濱津隆之
麃公 豊川悦司
呉慶 小澤征悦
呂不韋 佐藤浩一
昌平君 玉木宏
縛虎申 渋川清彦
騰  要潤(前作も出演)
王騎 大沢たかお(前作も出演)

<配役について>
思ったより配役もしっくりで、特に澤圭をカメラを止めるなの濱津さんが演じてたのが個人的に萌えた。笑

あと、一つこれは今作に限ったことではないけど、騰役の要潤さんがイケメンすぎるなーと個人的には思ってる。騰ってもう少しガタイが良くて、性格もちょっとふざけたイメージがあるので、今後の展開を考えると要潤さんの配役がなんだかまだしっくりきていない。(キングダム3以降でどんな縁起になるのかが逆に楽しみでもある)

大沢たかおさんは安定の王騎。体つきも独特の雰囲気も再現性がよき。

麃公将軍の豊川悦司さんは一緒に行った彼としては豊川さんがイケメンすぎたから少しイメージと違ったと言っていたけど、私はワイルドで直感や感覚で動いている感じを上手に表現できていてピッタリだと思った...!(ガタイの大きさも◎)

羌瘣の清野さんは最初微妙かなって思ったけど物語が進むにつれて羌瘣に見えてきたのがすごい^^

<ストーリーについて>
初陣の蛇甘平原戦。全体的に原作と同じだからストーリーは同じなんだけど、個人的に好きだったシーンを3つ。

①魏軍の脅威的な兵器とされている戦車隊を、羌瘣のアイデアで死体を積み上げて撃破するところは、もう大好き!!もう爽快です!

②歩兵との間に壁を作っていた羌瘣が信との交流を通して伍のメンバーを仲間という認識を見出し、尾平を助ける。「もう俺は無理だよ...!」と弱気な尾平に対して羌瘣が「無理じゃない...!だってお前はまだ生きてるじゃないか!」というシーン。胸にグッとくるものがあるよね。

③そして蛇甘平原で語るべきなのは縛虎申(ばくこしん)。
最初は、意見を言ってくる自らの部下を斬りつけ殺し、壁に注意されていた1000人将。信の初めての上官。
初見の時はこいつ絶対嫌なやつやんって思っていた。
だけどその実態は麃公将軍を信心して、自らを駒と自認し仕える将のために命をかけて戦う熱い将だった。

弓に打たれつつも丘の上の敵副将・宮元に騎馬特攻した際に「偶然によってここまで来れたのに何をいばっているんだ」と言われた縛虎申。その時「偶然ではない!奴ら全員の骸(むくろ)の橋を渡って俺はここまで来たのだ」と。(おそらく少し原作と台詞が違った気がする。)

映画では縛虎申という人物について周囲が触れる描写があまり取り上げられておらず、ただ最後に相手の副将の首をとった千人将という感じになってしまっていたのは少し残念だけど、丘の上に騎馬で特攻するシーン以降の台詞はしっかりと残っていたおかげで
尊い命の上にある自分の役割を認識しているからこその厳しさ
全体勝利のために命をはって戦う熱い男の印象はしっかりと残った。

<さいごに>
次回作は3。王騎の最後。そして3大天の登場をどんな感じにに表現してくるのか楽しみ...!
ぱんちむ

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