ほーく

キングダム2 遥かなる大地へのほーくのレビュー・感想・評価

4.0
ナイト・オブ・ザ・リビングデッドまで、あと1ヶ月!

【重厚長大】
私の好きな言葉です。

原作コミックは現在65巻まで発売中。

この一大歴史スペクタクルをどうやって実写映画化するか。

人数の足りない行軍シーン。
単調になりがちな合戦シーン。
多彩な登場人物を描ききれない日常シーン。

一作目で抱いた不安を見事に払拭したのが、この作品だ。

主演の山崎賢人がワイヤーアクションで飛び回るのはご愛嬌だが、乗馬シーンも含め、その身体能力はお見事。

若き始皇帝を演じた吉沢亮は、寡黙だが熱い闘志を滾らせるさまを見事に表現し、NHK大河ドラマ『青天を衝け』からの成長を感じさせる。

橋本環奈は、ほとんど出番が必要が無いんだが、目立たなくて良かった。

そして、やはり、注目は我らが羌瘣たんを担った清野菜名。
これは是非とも、大スクリーンで確認して欲しい。
アップに耐えられるからって、アップが多すぎだが笑

他にも、尾平がちゃんと出っ歯なところとか、澤圭爺さんがそれっぽいとか、沛狼が神キャストだとか、麃公将軍がホントに歯がギザギザだとか、呉慶将軍のあのメイク再現度高いとか、原作ファンへの配慮が素晴らしい。

勿論、王騎将軍が登場すると画面が引き締まって、善哉善哉。

チョイ役の呂不韋に、昌平君、蒙武は違和感なくて安心。

あの強大な敵の素敵な姿も拝めて、次作への期待は高まるばかりだ。
ほーく

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