パルパティーン

キングダム2 遥かなる大地へのパルパティーンのレビュー・感想・評価

4.5
ついにキングダム2を見れた。今回は羌かいが出るということで楽しみにしていた。原作を読んでいるわけではないから、どんなキャラかを知れる回だった。

まず最初のアクションがもう素晴らしい。信の剣捌きが上達していてパワーアップして帰ったきた。信がピンチになったら河了貂が出てきて吹き矢で救う。各キャラの登場の仕方がとても良かった。

今回は魏VS秦の全面戦争1個手前の戦いである。戦いがグレードアップしていて観てて面白かったしそれぞれのキャラが際立っていて、観がいのある映画だなと感じた。それぞれの大将軍や千人将の人たちにもしっかりとキャラ付けがあった。

壁との再会のところでは、仲間の兄弟の反応が面白かった。いざ戦が始まり魏軍に突っ込んでいく秦軍のあの「ウォーー」って言いながら突っ込んでいくあのシーンはIMAXで見て正解だった。画面の前から音が出てきているから自分もあの戦場にいる感覚になる。見ていて鳥肌がたった。戦車を使ってくる魏軍に対して、その辺に転がっている死体を積み上げて壁にするアイデアは面白かった。見事に壁に突っ込んでいく戦車の大破は観てて気持ちよかった。

夜に秦狩りをする魏軍。信と羌かい二人の戦闘のところでは、羌かいが強すぎた。「トーンタンタン」このリズムでの剣捌きと華麗な動き。この華麗な動きは映画「キングスマン ファーストエージェント」のラスプーチンを彷彿とさせる動きだった。

一夜が明けみんな生き残っているところで信と羌かいは合流する。ここから最終フェーズに入っていくなと感じた。丘の横から進軍していく信たちの働きを知ったひょう公将軍は信たちの一派に向かって進軍を指示する。この時を待っていたかのように動くひょう公は将軍としての決断力とタイミングの図り方が素晴らしい。

縛虎申が突っ込んでいく中で、最初はイカれ狂った突進野郎かと思っていたけど全然違った。丘を駆け上がっていく縛虎申は弓矢で複数本刺されている中でも進み宮元の前までいく。宮元は相手を馬鹿にしており油断していた。瀕死まじかの縛虎申に剣を突き刺した宮元。それをついた縛虎申は、宮元の首に短剣を突き刺す。縛虎申の考え方は立派な人であるなと自分の考え方が変わった。

丘を取り返したところで王騎将軍がくる。今作も王騎将軍の威厳がすごかった。丘の後ろでは呉慶の本陣があり絶体絶命かと思いきや、ひょう公将軍自ら呉慶の本陣に向かっていた。それを見た信はひょう公将軍の軍と合流する。馬を貸してあげる王騎将軍もよほど信のことを気に入っているのがわかる。

信も加わりまたあの戦車がきて失速する中で信はすごいアイデアで左側の戦車一帯を破壊する。このシーンの迫力も凄まじかった。知略の呉慶と本能のひょう公この二人戦いは一騎討ちですぐ決まった。

最後の方で河了貂・信・えい政この3人がポーズをとってカメラが引いていくシーンは個人的には良かったと思う。

最後のポストクレジットでは次回作の一部が流れたけど、羌かいもいてそして楊端和が絡んでくるとなるととても楽しみである。今回出ていた歩兵も複数人出ていたので、もう2023年が待ちきれない。


2022年29本目