山崎賢人さんは前作より上手くなってたと思う。
それはそれとして、戦争を主とした映画なのに殺し合いの様子が
まったく恐くないし、まったく痛くない。
漫画原作なのだから当然だ、
と言われそうだが
その漫画を実写化して、生身の人間が演じる以上、「命のやりとり」に説得力を持たせるのが創り手の務めだと思う。
ただ俳優がスタイリッシュに闘って
アップのキメ顔で敵をやっつけて
なんか良い感じの台詞を言う。
それをやりたいだけなら実写映画にする意義を感じない。
いくらお金を掛けたところで紀元前250年の中国にはならない。
真っ白な衣装にヨゴシも掛けずに戦争ごっこ。
それで妙に間をたっぷりとる。
100分くらいに詰められる。
