LEO

キングダム2 遥かなる大地へのLEOのレビュー・感想・評価

3.8
秦王・嬴政の前に現れた暗殺者が信により討伐された頃、隣国の魏が秦の領土に侵攻を開始。
信は河了貂を残して従軍するが、魏は戦上手な呉慶によってあっという間に要所「蛇甘平原」を占拠してしまう。
しかし千人将・縛虎申や信達の活躍、そして大将軍・麃公の一騎討ちによって魏軍を撃破するが、戦後、右丞相・呂不韋が秦王都・咸陽へ参内し、嬴政に刺客を放った首謀者が自分だと言い放ち去っていく。
そして河了貂は信に協力する力を身につける為の意思を信に伝え、信は教えを乞うべく王騎の元へ赴くという話。

正直マンガの実写化はもうウンザリなので劇場まで行って観る気は起きなかったのだが、前作の出来が良かったので取り敢えず観てみることに。
うん、まぁ普通に面白かったです。

今までの日本映画ではなかなか見られなかった、ストーリーのほとんどが合戦で展開。
アクションに次ぐアクションでどんどん場面をつないでいく大胆な展開できちんとスリルも迫力もあった。
前作に続いてキャスティングもセンスがいい。

最近の日本映画の中ではレベルが高いとは思うが、正直言って、これだけ思い切って予算をかけてやりきれば日本映画もまだまだ世界とやり合えるのかなという、可能性を感じたと言うよりは冷めた目で見てしまったのも事実。

ただこれも中国ロケと中国スタッフがあってこそ実現できている部分があるので、この規模の大作を日本だけで制作出来るようにしないといずれば…。

日本は文化に金をかけないからなぁ。
かけたとしても、一度金になったものにしか金を出さないからなぁ。
LEO

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