生まれや性別の比較が分かりやすく上手い。しかも『ドラマ』的な描き方で鑑賞者に知らしめるというよりも、本当にある差別というか、今も残る階級の区別を上手く描いていると感じました。
のんのんと生きている方にはこの区別は少しグサッと刺さるのではないかと。
上部の方も下部の方も。
私のような中間部にいる者は、この区別を1番理解できるかもしれません。笑
製作側の趣味趣向がわかるキャスティングで、ほんわりした感じ。
私が試写会に応募した動機は、恋あたに出演されていた石橋静河さまがご出演されているからだったので、期待通りの演技が見られて満足でした。
あと山下リオさんが大人になった感じを見れたのも良かったです。いい味を醸し出す女優さんになりましたね。(上からになってしまいますが、そういう意味ではなく)
結局のところ、私は希子ちゃん演じる美紀ちゃんの人生が1番素敵だと感じるので、やりたいことをやりたいように、自分の人生を自分で彩りたいと改めて思いました。
あと私のベストワードは、山下リオさん演じる里英が美紀に共に企業をしようと誘った後の台詞でした。
『ずっとそう言って欲しかったような気がするから』みたいな感じのやつです。
あの言葉、素敵だなと思いました。
2020年納めでした。
