年末のオンライン試写で観賞。
東京生まれ東京育ちのお嬢様の華子と、大学進学で地方から上京した美紀。正反対の世界にいる2人の女性が、ある1人の男性をきっかけに出会う。
私はこの2人のどちらとも違う環境で育ってきたけど(どちらかと言えば、美紀側なのかな。)、共感できるところがたくさんあったなと思う。
あと、あらすじを読んで想像していた展開には全くならなくて、それがまた面白くて、食い入るように画面を見つめていた気がする。
派手さはなくて、淡々とお話は進む。誰かが自分の気持ちをはっきり話すことも、感情的になることもほとんどない。
でも、今でも細かいところまではっきり覚えていて、それくらい、私にとっては印象に残る作品だったんだなと思う。
ああ、東京ってそういうところあるよね、みたいな、うまく言えないけど、外から東京に入ってきた側の人間だからこそ思うこと、みたいなのがほんとにうまく描かれていて、すごいなあと思った。みんなの憧れの、幻の東京。
特にアフタヌーンティーのくだりは私の実体験そのままだったのでめちゃくちゃ笑ってしまった(笑)
私だったらどうするかなって何度も考えてしまったな〜。
じんわり来るいい作品だった。