このレビューはネタバレを含みます
交わらない階層に暮らす華子と美紀が2度出会う
おっとりした病院の三女華子の婚約者 青山の学生時代の同期で恋人でもなく友達のような感じで続く関係の美紀
互いが全く異なる家庭環境で育ってきたと知る
相手の家柄が自分よりかなり上層にあることを知ったがそのまま結婚
早く子どもをと姑から促され、夫が自らに敷かれたレール政界進出を受け入れると知って
悩ましい時期に美紀と再会、その自分一人だけの暮らしを覗いて離婚を決意
美紀は高校・大学中退まで親しかった友人と再会して彼女の起業するというエネルギーに導かれるように共に働くことを決意
女同士が憎み合い足を引っ張り合うのではなく、それぞれの良さを認めて自分の生き方を模索
悪意のない登場人物ばかりでちょっと優しすぎる気もするが（相手を蹴落とそうとか出し抜こうというドラマはない）
これは私の周りにいる普通の平凡な女性たちかもしれない
華子を見ると、人間の精神的な成長は
いつ起きるかわからない、と思う
