このレビューはネタバレを含みます
本当は梅田でお昼食べて『夏時間』を見るはずが、梅田界隈で雨が降ってきて、リュックから傘出そうと思ったら傘が無い💦
強くなりそうだったのでテアトル梅田まで駆け込んだら早く着いてしまい、まぁいーかと見ることとなった本作w
運命的な映画との出会いはこうありたいですね💦
何より圧倒されたのは美紀(水原希子)の圧倒的な存在感!寧ろ貴族では?と思ったのだが、見終わって納得。
スーツを着せた佇まいはミラ・ジョヴォビッチを彷彿するスター感。
ではあるにしても、地に足のついた等身大の女性。田舎から出てきた苦労、苦手な笑顔、それでも前に進もうとする凛とした姿。
どれをとっても表現力豊かで、素敵で付いていきたくなる。
自分は韓ドラ見過ぎで、華子(門脇麦)のおっとりとした令嬢役に序盤はしっくり来ず。あんな優遇されて成長すると、何処かしら階層の異なる他人を見下すようにならないのかしら。
が、タクシーから見かけた美紀を見つけて飛び出すシーンから静かな感動の連続。
恋愛ドラマに昇華しがち、敵対的にしがちの、社会階層の両端の2人を繋ぎ合わせる展開が新鮮。
階層を超える、ではなく、階層はあるのかもしれないが、それは幸せの条件とは無関係。
終盤タクシーに乗らずビニール傘さして胸を張って歩いて帰るシーンでは涙が🥲
2人とも、そして幸一郎も頑張って欲しいと見守っていきたくなる温かい終わり方に胸熱。
あ、そうだ。序盤で美紀から「充電器返して〜」のメッセージを何で華子が受け取ったんだっけ?
そこが未だに分かってないw
ちなみに問題の帰り道。奇跡的に雨は止んでおり、テンション高くデパ地下でお弁当を買い、地上に上がった時に土砂降りの雨w