ダイアー教授

あのこは貴族のダイアー教授のレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
4.3
題:このこは傑作
製作:2021年、日本
監督:岨手由貴子
原作:山内マリコ著同名小説
脚本:岨手由貴子
出演:門脇麦、水原希子、高良健吾、石橋静河、高橋ひとみ

DVDを借りて、さっき観終わりました。

私は今の日本でプロレタリア的な存在である。
正直、前半の麦ちゃんパートは “貴族”たちにイライラした。
しかし、イライラしながらも、むちゃくちゃオモシロかったのだ。

ある出来事を機に麦ちゃんと希子が交わる。
そっからは、ざわ…ざわ…ニギ。ニギ。
この後、どうなるの?えー、こんなことに!?
と、興奮が冷めやらぬ展開だった。

そして、ラストは何とも言えない気持ちに包まれた。

私自身も希子と同様、九州から出て東京を経験した身だ。
長渕剛が21世紀の女子だったら、“東京ぉのばかやろうがッ”を『あのこは貴族』ってカタチで表現したかもしれないな…なんて、思った。