このレビューはネタバレを含みます
門脇麦素晴らしいわ。貴族に見えるわ。
本当にそういう世界の人たちは親に決められた道を迷いなく進んで、身分相応な相手と結婚して、それでいて不自由もなく子孫を残していっているのだろうから。
身分違いで自分の選んだ相手と結婚してみても結局は階層の違いに苦労すると思う。
高良健吾かっけー。
でも池に石投げんのやめろっ。
政治家一家の家系か〜。
サラリと素性調査？素行調査？してるところがそれっぽい。
調査させてもらったよってスラッと言っちゃうあたり「うちはこういう家柄ですから当たり前ですけど」って感じが伝わる。
高良健吾、門脇麦と水原希子の前では全然態度が違ったな。本当にそういうもんなんだろうなぁ。
水原といた方がきっと自分らしくいれるのに、そんなことはきっと自分の頭の片隅にもないんだろうなぁ。
私がどこで生まれたかも知らないって言ってたけど、それくらい興味なかったっていうか。
悪気はないんだろうけど、政治家一家に生まれた「当たり前」が別に結婚するわけじゃないし家柄とかなんてどうでもいいやってことの表れ？
水原の方も特別、高良健吾と結婚したいって訳じゃなさそうだったから、サッパリ終わって良かったけど。
昔の本妻さんはお妾さんに「主人がいつもお世話になっております」ってニッコリ挨拶したもんだって言うけどさ。
あの３人の会話。良かったな。
お互いに嫌味ってわけでもなく、自分達の子供の頃の話(家庭環境の話)でやっぱり育ちが違うことが明確に分かるというか。
それでいて他の映画やドラマみたいにドロドロしてないところが清々しい。
それぞれの章でいろんな人の目線から物語が進んでいくところが好きだった。
エモいところでシーンが切り替わったり。
水原希子の同窓会のシーン。
あるよねー同窓会とか飲み会の後、1人になった時にああいう表情になること。
疲れたな〜とか、自分が吸わないタバコの匂いが臭いなぁ〜とか、あの2人実はデキんだろうけどイチャイチャうざかったな〜とか。
最後、なんか高良健吾と門脇麦が見つめあっちゃってたけど……どういう表情なんだろう。
門脇麦は自分らしく生きてる姿を高良健吾に見てもらえて、今の私どう？楽しく頑張ってるよ！って感じで誇らしい表情なのかな。
そして高良健吾も君あれから頑張ったんだね。素敵になったね。ってことかしら？
