「田舎からでてきて搾取されまくって。もう私たちって東京の養分だよね」
「東京というのは違う階層の人とは出会わないようになっているんだよ」
「どこに生まれても楽しい日もあれば悲しい日もあるよ。でも、その日なにがあったか話せる人がいれば、十分じゃない?」
鋭い台詞もあるけど、階級差をめちゃくちゃ表しているのは台詞というより映像、人物たちの所作や話し方、ものだった。
三つ折りで擦って移動していたあのシーンがすごく印象に残ってる(びっくり)
悪者出てきやすいお話なのかもだけど、誰も悪者じゃない。それぞれの階級で生きているつらさはそれぞれあるけど、それはもう仕方ないことなのかも。そういうシーンもあったけど、対立させずに相対的に描かれる面白さつらさ。