このレビューはネタバレを含みます
入り込みすぎてしんどかった。
でも、賞に選ばれる理由は痛い程に解った。
・第一章
27歳の主人公が今後の生涯を共にする相手を探す物語、同年代ということもあり、慣れるまではかなり責め立てられている気分も然り。
親族からの見られ方や風当たり、家庭ごとに存在する〝普通〟という基準。
階級という経済格差。
夢も希望もないわwww
「東京って住み分けされてるからさ、階級の違う人とは出会わない様になってるんだよ。」
おっも!重!おもーく、受け取りました。ズシん。
・第二章
大学上京組のその後は、二つに分かれたと思いきや根本は一つのままでやはり第一章の教訓そのま
まだなと、より実感に近づく現実も然り。
お金がないから退学危機、仕事がないから企業、結婚しているのに遊ぶ...
浮き足立つ現実と身の程を突きつけられる環境格差が他人事ではなくなってくる。
いざ結婚したら、次は子供を授かるステージでの焦り、いつだって比べられながら、世の中の勝手な普通基準に測られながら生きていかなくてはならないのだろうか...
結局は住む場所や価値観よりも、本来の自分の意思に向き合って創造する道が一番楽しくて生き甲斐があるってことかな。
何も、誇張されている部分が大きいけど、共感と目覚に丁度いい映画でした。
夢を見て、追って、繕い仮面を幾つも付け替える人生から、
高みよりも地に足つけて、真っ直ぐ前を向いて歩ける人生を作れたらいいなと感じました。