私が知ってるイタリア映画は、
1つの作品で描かれる
喜劇と悲劇のコントラストが
はっきりしているイメージ。
この作品は全体的に暗かったな。
様々なバックグラウンド
を抱えながらも
逞しく生きる妊婦たち。
主人公こそ完璧に近い
存在だったが、
それ以外は皆人間臭く、
綺麗事ではない
リアルな表現で描かれていた。
他の人のレビュー
と同様に、
現代を生きる人間として、
やはり飲酒や喫煙は気になるが、
これも時代なんだろうなと思う。
出産という新しい命が
誕生することへの
尊さを感じる一方で、
不条理な運命への
虚しさが残る。
これはいつの時代も
変わらないんだろうな。