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タミー・フェイの瞳のcookieのネタバレレビュー・内容・結末

タミー・フェイの瞳(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

もうすぐ発表になるアカデミー賞のノミネート作品がDisney+で観られるということで鑑賞。

タミー役が「女神の見えざる手」のジェシカ・チャステインだったなんて、最後までわからなかった!
彼女が本作の映画化の権利を買い取り、制作された作品だった📽

抜群に高いメイク技術(よれた感じのメイクやたるみが驚くほど自然!)や作り込まれた声の出し方など、実在したタミーのことは知らないけれど、研究し尽くされているのがうかがえる💄

みんなを救いたい、愛を届けたいという彼女の寛容な心が伝わってきて、その言葉や歌で元気とパワーに包まれた人たちがたくさんいたことが、観ているうちに自然と納得できた。(寄付を煽る感には引いてしまうけれど😓)
胸を打たれたのは、差別に対する発言。パーティーの席とエイズ患者へのインタビュー、この2つの場面でレディー・ガガの「Born this way.」が私の頭の中で共鳴してた🥹
タミーを絶賛したいイチオシのシーン👍

新婚で車を購入した時から経済観念が疑われた夫。
「ハクソー・リッジ」の良心的兵役拒否者、「沈黙 -サイレンス-」のパードレを演じたアンドリュー・ガーフィールドが、こんな宗教活動⁉️と勝手に心がざわついたw✝️

毛皮を見ていた側と着る側。
結果的に夫に加担し恩恵も受け、真実が見えなくなっていたのは確かだが、私は悪意のないタミーに同情してしまう😥
タミー目線で描かれていて、彼女を肯定したいから心に残る。

自分の出生が悪だなんて、存在を全否定されることがどれだけ苦しかったか...😢
子供に平気でそんなことが言える母親のことが疎ましく思えて、ずっとそういう目で見てしまったが、タミーは違った。
母親との関係も態度もずっと変えなかった。哀しみを知るからこそ「愛」を実践していたのかな...♡

ネガティブな母だが、タミーへの忠告は的を得ていた。
虫の知らせ、遺された毛皮、拝借したメガネに、それまで表れていなかった母娘の絆が感じられた✨

日本ではビデオスルーとなっている。
そういえば東京国際映画祭で観る機会があったのに、宗教家夫婦の話には興味ないな〜とスルーしたことを今さら思い出した。大後悔💦

【notes】
●テレビ伝道師📺
●YouTubeで観た、タミーが亡くなる直前に出演した「ラリーキングライブ」、痩せてか細い声ながら変わらない気概が見えた✨
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