そぼろ

タミー・フェイの瞳のそぼろのレビュー・感想・評価

タミー・フェイの瞳(2021年製作の映画)
2.7
ジェシカ・チャスティン主演女優賞おめでとう記念🎉👏
「355」で自ら企画を持ち込み、俳優行以外にも精力的な活動が見えたけど、しっかり主演としてオスカー像を手にするなんてかっこいいなぁ✨


タミー・フェイご本人は存じ上げませんが…
心配になるほど純真な人という印象。
私は無宗教だけど、
「隣人を愛せ」と言いながら、宗教戦争や差別、虐殺、迫害はなくならない。
矛盾してるなあって思ってたことを、タミーは恐れることなく口にする。
アンドリュー・ガーフィールド演じる夫のジムからは、タミーへのガスライティングが見受けられる。
フェミニストを公言しているジェシカ・チャスティンの、この作品に対する想いは一入だと思った。

タミーは非常に慈悲深い人間に描かれているが、結局は資金の私的流用は実際に続いていた問題なので同情の余地は無い。


母親と前夫との間に産まれたタミーは、肩身の狭い幼少期を送り、母親との奇妙な親子関係が大人になっても続いている。
ダミーが母親の前でニコニコ振舞ってるのに対し、母は表情一つ変えない。
娘の身を案じているのか、否…
でも、終盤で母が亡くなり、タミーからプレゼントされたコートを大事に残していたことがわかるシーンは良かったよね…


なかば躁鬱にも見える感情の起伏が激しいタミーを、見事に演じたジェシカ・チャスティン…
歌声も本人だよね❓
最後のシーンはジュディみたいだったけど😇


余談ですが…
それにしてもクセすごキャラばかり演じてるようなアンドリュー。
今回チックで受賞逃したのはめちゃめちゃショックだったけど、ウィル・スミス様様🙏
ジェシカはがっつり特殊メイクだったのに、ただ白髪になって軽くシワのメイクだけなアンドリューには納得いかない🙄
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