ルネ

リフ・ラフのルネのレビュー・感想・評価

リフ・ラフ(1991年製作の映画)
5.0
1991年。ケン・ローチ監督作品。 

劣悪な環境で働く工事現場作業員の男が、拾ったバッグから歌手を目指す女性と知り合い恋をする物語。

当時のサッチャー政権を痛烈に批判する、政治色の強い作品。シリアスな題材ながら、ダメな労働者たちの言動が面白くて、笑える部分も多い。

救いのない日々の痛々しさが、観ていて苦しい。

国の政策にも問題があるとは思うが、労働者たちももう少しちゃんと働いてほしい気もする。仲間の仇を討つべく行動する、ラストは圧巻。
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