TakayukiMonji

リフ・ラフのTakayukiMonjiのレビュー・感想・評価

リフ・ラフ(1991年製作の映画)
3.7
ケン・ローチ91年作。
“Riff-Raff”とは下層階級に住む人々を指す蔑視表現のこと。今作も労働者階級にスポットをあてた作風で、淡々とヒリヒリと描く。
最近のケン・ローチ作品で描かれる労働者階級以上に過酷な労働現場が描かれていて、組合もなく、低賃金。何の保証もない中で、サバイブする人たち。温かさも持たせながらも、とにかく厳しい現実。
若い頃のロバート・カーライルが主演で声を荒げる演技をやらせたらやっぱり抜群にハマる。出演者全員が工事現場で働いたことあるということで、ドキュメントに近い自然な場面が多い。
ささやかながらも反抗していく姿が切ない。
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