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リフ・ラフのmiのレビュー・感想・評価

リフ・ラフ(1991年製作の映画)
3.5
リフラフとは、底辺の人間たちのことを指すらしい。
西成の日常イギリス版みたいなもんで、どの国どの時代も資本主義社会においてはヒエラルキーが存在する。
今作においては、ドブネズミ=リフラフの彼らという位置付けというかメタファーとして扱われており、ネズミにはじまりネズミにおわる。
ラブストーリーの行方がかなり中途半端だったのが残念。
しかしながら、彼女自身も全く成功しないあたりがリアルで良き。
本名も知らない彼のことを深くは掘り下げられない病院のシーンなんかはいたたまれない。

にしても、遺骨を撒くシーンは「ビッグリボウスキ」だったし、ストーリー自体が「夜空はいつでも最高密度の青色だ」を想起させるしで、後の作品に影響を与えたのだろうか。(いや、単純にたまたま似ているだけ)
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