タバスコ入り野菜ジュース。人参の甘みが効いてます!
飛び散る血しぶき首の山!
最初から少々ダレ気味ですが、やはり戦闘シーンになると目を引きますね。
非常にカネのかかったと思われる歴史スペクタクルです、衣装やら甲冑やらセットやら。
「災いなるかなバビロン」と聖書には書かれているが、どちらかというと災いだらけなのは、エルサレムのほうだよね。歴史的には。取られちゃ取り返し、殺しちゃ殺されちゃう、の繰返し。
賢王ボードゥアン4世は、自らの病の苦悩を自らの民にも、おいては敵の民にも圧政というかたちで強いなかったことが現代にも通用する博愛の精神の象徴として敬われるわけだ。
ただしバリアンはギーを殺す必要こそなくともギーはバリアンを禍禍しく思って当然なのでは?
いずれにせよ、寛大なサラーフッディーンにも寿命があるわけで、双方の指導者が倒れた後、必ず些細な火種から戦乱となることは必須であり、仕方がないといえば仕方がない。
むしろ、現代に生きる人間も、九割九分九厘は、ギーやルノーみたいなもんだと思う。
だから未だに戦乱って終わらないのよね。
合戦シーンは、死体の山を築きその上で束の間の眠りに落ちるシーンが印象に残る。
石の火花だけで燃える柴。離れた柴にまですぐ飛び火する乾ききった大地。
砂漠の民ですな。
やはり、博愛精神というのは必要なんでしょう。