イギリスの労働階級の悲哀を一貫して描き続けるケン・ローチ監督。90年代から多作になっていくのですが、その代表作の一つです。一言で言えば、相変わらず「すべて貧乏が悪い」なのですが、弱い立場のまま抜け出…
>>続きを読む土埃・砂埃の中のピュアネス。
粗暴でいて優しい。
搾取される側だけど、彼等には胸を熱くする連帯とバイタリティと生きていく技術がある。
彼女のオーディションに単身乗り込んで、審査員に悪態つくシー…
ソ連をして「鉄の女」と言わしめたM.サッチャー首相が、1980年代に労働組合や産業カルテルなどの利益団体と闘争を繰り広げた(そして打ち負かした)時代背景がこの映画にはある。
サッチャーの厳しい金融引…
社会のど底辺でリフ・ラフに生きるネズミ男達の生き様。何故そうまで底抜けに明るいのかと言えば、底が抜けたところで既にそこは底なのよ〜んと言う開き直りの悲哀、もう笑うしかないってもんで。彼等は食堂に巣食…
>>続きを読むグラスゴーに留学していたのでスティーヴの英語はスコットランド訛りが強くて懐かしく感じた。日雇い労働者なのに(と言っては失礼だけど)左派思想をしっかり語れて、パブでスーザンを助ける正義感も持っているラ…
>>続きを読む90年代の新生ケン・ローチの幕開けを飾る作品。猥雑でエネルギッシュ、そして烈火の如き社会批判の憤怒。
ロバート・カーライルの若いカップルは互いに同じ台詞を言う。「もう少し私のことを信頼してほしい」。…
Ken Loach監督作品でまだ若いRobert Carlyleが主演という大好物な組み合わせ。『リフラフ』というタイトルを初めて見た時に思い浮かんだのは“The Rocky Horror Pict…
>>続きを読むロバートカーライルが訛りの強い英語でクダをまくいてケンカするってその後のトレスポのベグビーさんではないですか!
ヤク中はゴメンだ!ってその後の役を思えば笑ってしまった。
人情コメディ演出とヒリヒリ…