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イングリッシュ・ペイシェントのniのレビュー・感想・評価

4.8
すごく壮大で、余韻がしばらく残り続けるような映画。映像の美しさが半端じゃなかったから、映画館に観に行く選択をした自分を褒めたい。特に砂漠の綺麗さは圧巻でした。
「The English Patient」という題名が主人公のアルマシーを指すのは最初から予想がつくけれど、話が進むにつれて、本当の意味が分かるようになっていくのが面白い。
死にかけているアルマシーの姿が、戦争の恐ろしさを映し出していた。彼の本をハナが読んで、少しずつ過去のことが明らかになっていくのがとてもロマンチック。
「もしこうじゃなかったら」と言いたくなることが多すぎるぐらいだったけれど、それは全て戦争のせいだけど、そもそもこの恋も戦争が無かったら無いものだから、運命とは皮肉、、
ハナがキップに紐を使って浮いて教会の絵を見せてるシーン、あまりにも素敵だった。
アルマシーとキャサリンの恋愛と、ハナとキャップの恋愛が対照的だった。過去のものとこれからのものと。主役4人のルーツが違うのが面白かった。
音楽もすごく良かったし、これぞイギリス映画という感じのものを楽しめて満足でした🥰
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