ヨミ

劇場版 アーヤと魔女のヨミのネタバレレビュー・内容・結末

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

『アーヤと魔女』

これ本当に敏夫と駿のGOサイン出たの?

82分で語られるのがそれなの?という。原作がそういう内容なのか? だからと言って映画の密度ではない。45分ならわかる。でも90分近いのでちゃんとした物語には十分な時間があるはずなんだが。

ではジブリの強みであるアニメーション表現としてはどうなのか。
ここは見るべき点がないでもない。アーヤとマンドレークとが初めて対峙したときのマンドレークが巨大化するさまや、お母さんがチェイスのときに髪を膨らませるところとか。「あ、ジブリだな」と思えるのは随所にある。それこそチェイスのときの車体とタイヤの上下運動とか。
あと突如バンドのライブが始まるところはかなり面白く、そこでは非常に期待したんだが。

音楽との調和が全くなく、なんかずっとドラクエのムービーシーン観てるみたいな気分になるし、あとこれはグラシネが悪いのか、マンドレークのクライマックスシーン(そもそもクライマックスが悪戯で怒るところってどうなの)の音量がデカすぎ。
『ゲド戦記』のがまだ全然いい。
インタビューだと駿がやたら褒めているが、まあ売上立てないといけないもんねとしか思わないな。

あとハインラインとか『バスカヴィル家の犬』とか出すのはどういう意図なんだ。

あとベラがアーヤに「サボると青いミミズを食べさせるよ!」とよく脅すんだが、小林銅蟲とか茸本朗とかは喜んで食いそうだなとか思ってました。

あ、当然いい点もあります。マンドレークがひょろ長なので米津玄師が「死神」でスーツ着てるみたいな感じがずっとあり、ああいう体型が好きなひとはマンドレークのシーンは楽しいのではないのでしょうか。
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