りょう

最高の人生の見つけ方のりょうのレビュー・感想・評価

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)
4.0
たまたまこの映画を見ようと思っていた時に、ぺこぱが出ているテレビ番組でバケットリストのことをやっていて、自分も書いてみたいなと思った。日々漫然と過ごすよりも、充実感が増すと思うんだけど、さて100個も書き切れるかとても心配。

カーターのリストに書いてあった「泣くほど笑う」のシーンが好きだったな。そんなことやりたいことリスト書こうと思って思い付かないけど、死を目の前にするとそういうシンプルなことが幸せに感じるのかな。初めはあそこに行きたい、これを体験したい、という内容から、映画が終わりに近づくほど、シンプルに笑いたい、優しくしたいという内容になっていく。
突き詰めていくと、外から得られる幸せよりも自分から何かをするということの方が満たされるんだと思ったりしました。

冒頭、人生の価値とは、自分を認めてくれる人がいるかどうかという言葉があった。それは一生添い遂げるパートナーでも、会ってたった3ヶ月の友人でもいい。個が尊重され、おひとりさまだって自分が幸せならそれでいいけど、認め合える自分以外の誰かがいるっていうのも素敵なことだ。

この映画から得られた示唆とは少し外れるけど、モーガン・フリーマンが本当に若干亡くなった親父に似ており(笑)、同じく癌だったので、少し思い出したりしました。建築関係で働いていた親父は、癌と分かってから亡くなるまでの3〜4年の間に自分のこだわりの終の住処を建てて、死んでいったのでした。まだ自分が小さい頃は会社で喧嘩して急に仕事辞めてきたり、自分勝手な親父だとか思ってて、生きている頃はあまり意識しなかったけど、居なくなって初めて親父のすごさが少し理解できた気がする。ってかそれに連れ添ってた母親もすごい。
りょう

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