おだまき

最高の人生の見つけ方のおだまきのレビュー・感想・評価

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)
3.8
同じ部屋に入院した自動車整備工と実業家の二人は、共に余命半年と宣告される。“死ぬまでにやりたいことリスト”を作った2人は、リストの実現のため人生最後の旅に出る。



本作品は死を前にした感動的な演出というより、やりたかったけどやらなかったことを実行していく爽快感がありました。

泣かせようとするのではなく、こういう過ごし方もありかもね~と軽く提示するような話の流れが、見ていて心地よかったです。

**以下ネタバレあり**








スカイダイビングはギリギリ実践出来るとして、中盤の自家用飛行機で世界旅行するのは主人公が富豪だからなせることだよなーと少し羨ましい気持ちでした。
ただ、お金持ちだから全ての願いを叶えられている訳ではなく「やるぞ!」という思いがなければ叶えられない願いもある、という点は自分にも共感出来ました。


主人公妻の「闘いを放棄するの!?」はとても残酷な言葉だと思いました。
病気は、場合によっては死ぬまで終わりのない闘い。治療より自分の願いを叶えることが闘いの放棄とは思えません。私だったら言われたくないかも。

富豪秘書の立ち振舞いは自然でいいなーと思いました。冗談言いつつサポート。こんな立ち回りが出来る人になれたらいいな。


夏休みは後半戦。子どもの頃、この時期は何かやり残したような寂しい気持ちになっていました。"死ぬまでにやりたいこと"に思いを馳せつつ、まずは"この夏やりたいこと"をやっていこうと思います。
旬の果物を食べて、気になる映画を観ます!

2023-38
おだまき

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