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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のnancyのレビュー・感想・評価

4.0
この映画の脚本家アビ・モーガンによると、マーガレット・サッチャーの人生について語ろうと思ったのは、2008年サッチャーの娘キャロルが回顧録で母の認知症を認めたことだったという。あれほど強い女性も、自分らと同様に、年を取り、弱くなっていく事実に衝撃を受けたという。
メリル・ストリープは見事にサッチャーを演じました。彼女は米国人、米国発音で演じることがほとんどですが、この映画では、イギリス英語、特にRP(イギリス英語の伝統的な発音=BBCのアナウンサーの発音)で話しています。サッチャー自身が特訓を受けたように、メリル・ストリープも特訓を受けたのでしょう。晩年のサッチャーの様子は映画で初めて知りました。娘のキャロルの役をオリヴィア・コールマン(2019年アカデミー主演女優賞を受賞)が演じていたのも印象に残りました。
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