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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のyumikoのレビュー・感想・評価

3.3
最愛の夫を亡くし、記憶と現実の間を朦朧と過ごす晩年のマーガレット・サッチャー(メリル・ストリープ)のお話。

小さな食料品店で、父を尊敬しながら育ち、オックスフォード大学を経て政治家の道を歩み始めるマーガレット。女性の政治家など居ない時代。

実業家のデニス・サッチャーと結婚し双子をもうけるが、下院議員に初当選。所属する保守党内の目を覚まさせたくて、党首に立候補するが、強いバックアップのもとついには主要国でも初の女性首相に就任する。

マーガレット・サッチャー役にメリル・ストリープ。もうこの人しか居ないなと思いつつも、結構メリル・ストリープ感が強くて、ちょっと記憶してるマーガレット・サッチャー、こんなだったかな…と画像を検索してみたり。いや、メイクすごいけどね!

女性での重大な地位というところが「ペンタゴン・ペーパーズ」のワシントン・ポスト、キャサリン・グラハムが被って見えました。

戦争やテロに心を痛めつつも強くあり続けたマーガレット。認知症を患う晩年はちょっと切なかったけど、旦那さんがとても優しく楽しいエッセンスになってて、良かったと思う。
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