NaoOkada

ラダック 氷河の羊飼いのNaoOkadaのレビュー・感想・評価

ラダック 氷河の羊飼い(2015年製作の映画)
5.0
よかった!
自然は容赦ないけど美しい。
子羊たちがかわいかった。

自然の中で生きるにんげんは弱くて美しくてやさしくてたくましくてかっこいいと思った。

生きるってこういうことなんだな。
にんげんは単体ではすごく弱いから、本来は動物や自然の力を借りて生きるしかないんだよなと思わされた。

ラダックの方のアフタートークも聞いた。
ラダックも近代化が進んでこういう伝統的な暮らしや仕事の担い手がいなくなっている話。子供たちも学校に行って教育を受けて、お金を稼ぐために街に働きに出てしまう。日本の地方と同じ。今年はコロナ禍で学校が休みになって、子供たちが一年を通して家の仕事を見れたことがすごく意味のあることだと言っていた。

教育も近代化もある面では必要で大切なことだけど、なんのためのそれなのか?
その地域の暮らしがなくなっていくのを奨励してしまう全世界均質的なやり方は本当にいいのか?

世界のいろんな地域に言えること、なんだと思う。
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