ちぬちぃぬ

任侠清水港のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

任侠清水港(1957年製作の映画)
3.5
この数ヶ月で 何作か“清水の次郎長”の映画化作品観てきて

初期、白黒映画時代と比べて本作くらいの新しめの作品ほど「キャラクター化」が進んでいるのを感じます

実在の人物ですが、時代が新しくなる程にウケを狙う、興行収入を意識する…そういった要素が強まったのでしょうかねー

この辺から特に時代劇は『キャラ商品化』して、間に受けてしまう庶民にはフィクションなのか もっとマジの伝記なのか分からなくなって美化されたイメージだけが浸透することも珍しくなくなってしまうんですよね。。。
(映像作品だけでなく小説も影響が大きかったと思われます)

本作では「森の石松」を萬屋(中村)錦之介氏が演じておられるのですが、この石松はなかなかチャラい🎉
讃岐の金毘羅まで徒歩で行くの凄いなぁ…あっ船に乗ったりもしてたか
金毘羅山についてから階段上がるだけでもしんどいヽ('ω')ノ

実話とされるエピソードも盛り込まれていたようで、この頃の次郎長一家は山林開墾などホントにやっていて
長い間 尊敬される人物だっただけの業績はありますねぇ✨