かなかな

青春の殺人者のかなかなのネタバレレビュー・内容・結末

青春の殺人者(1976年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

成田闘争が起きている時代背景で、当時の空気感がなんと無く伝わる。成田空港に隣接する当時からある反対派の活動拠点に何年か前に行ったことがあるが、その時のことをふと思い出した。

母親を殺すシーンが、演劇を観ているみたい。でも、何度も刺した後の死体を見て、驚く主人公の演技はちょっとわざとらしいかなぁ。終始、演技が棒読みにしか聞こえなかった…。

ただ、ストーリー的にはどうなるのかハラハラして面白かった。実際にあった話しが元になっているらしいので、調べたらだいぶ実際の話しとは違いそう。主人公も大学生だったみたいだし。
犯人は死刑判決になっているけど、まだ執行されずに服役しているらしい。調べたけど、死刑囚の死刑執行って、どうやって決まってるかよくわからないんだ…。もっと後に死刑が確定したのに執行された人もいるし。
明日死刑が執行されるかもしれないという気持ちで、30年近く刑務所で生きてるんだ。とか考えてしまった。