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The Death of Cinema and My Father Too(原題)
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『The Death of Cinema and My Father Too(原題)』に投稿された感想・評価

[イスラエル、死にゆく父との緩やかな別れを創造する] 40点

カンヌ・レーベル選出作品。サム・スピーゲル映画テレビ学校を卒業したローゼンバーグは、イスラエル映画基金から助成金を得て、実業家の実父ナタン・ローゼンバーグを主演にしたコメディ『The Night Escape』を初長編映画として制作しようとしていた。両親は俳優ではなかったが、これまでも彼らを中心にした短編を撮っていたので、その延長で父親を主演にしたようだ。しかし、そのプリプロ中にナタンの末期癌が発覚し、1シーンも撮影できないまま亡くなってしまった。そこで、ダニは初長編を悩める監督アサフとその家族のドキュドラマを登場させることで、ダニが体験した出来事、そして体験することになっただろう出来事を再構築してみせた。アサフを演じるのはジャーナリストのRoni Kubanだが、彼の妻はダニの実際の妻で女優のNoa Kolerが演じており、現実と虚構が入り混じった設定になっている他、父親ヨエルを撮影するシーンと撮影された映画内映画を等価なものとして繋げているので、映画内の現実と虚構も曖昧にされている。それに加えて、ダニ本人が撮った父ナタンの映像も登場し、現実と映画と映画内現実と映画内映画が混ざり合っていく。

我々はダニが父親の病状を間近に見ていた間に、何を思い、どう行動したかは分からない。アサフに対してある程度自分が投影されているとすれば、死にゆく父親との緩やかな別れをしたかったのだろうと伝わってくる。しかし、残念なのは現実と虚構がただ混ざり合っているだけということだろう。混ぜる理由も混ざった結果も、監督の内側に留まっていて、それ以上の意味をなしていない。自慰を見せつけられているみたいで辟易した。最近こういうタイプの作品が増えてるけど、ほとんどの作品で全然上手くいってないので、皆さんそろそろ諦めてほしい。
まおう

まおうの感想・評価

2.5
カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションのイスラエル映画。
末期癌で死にゆく父親を主演にして映画を撮る監督の姿と劇中劇で繋ぐモキュメンタリー風作品。
実際に父親を亡くした監督が恐らく父への弔いと実験的な意味で作った映画なのだろうが、ドキュメンタリー風の不安定な生活パートと劇中劇、そして監督が今まで撮ってきたシュールな短編映画をコラージュしたこの映画は、批評家には人気でも映画に虚構と物語性を求める一般客にはあまりに内輪ネタ過ぎて釈然としないまま幕を閉じる。