LEONkei

スザンヌ、16歳のLEONkeiのレビュー・感想・評価

スザンヌ、16歳(2020年製作の映画)
2.5
誰もが人生で一度だけしか経験できない初恋。

儚くもその恋は大抵実らず脆く崩れ世界の終わりが来たかのように撃沈するものだが、もう恋なんてしないなんて言ったか言わなかったか二度目の恋は必ず訪れる。

なんて事の無い在り来りの思春期の初恋ストーリーだが、在り来りの初恋ストーリーが現実には世界中で起きている。

在り来りの日常を題材にし面白い作品に仕上げることは誰もが通った道だけに物凄く難しいことで、喜劇や悲劇やSFやホラーなどなどは幾らでも誤魔化しが効き非日常は作りやすい。

弱冠20歳で監督・脚本・主演を務める〝スザンヌ・ランドン〟が15歳のとき執筆し、日常に退屈し地味で平凡な16歳の女の子の初恋ストーリーを等身大に描いている。

人生経験がないからこそ出せる味を初監督に期待したが悪くはないが良くもない、印象度が薄く平凡すぎるのではと思いながらこれが彼女の作風と言えばそれまで。
違ったテーマで次回作に再度期待したい。

初監督は初恋のようだとも言える..★,
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