健一

七人樂隊の健一のレビュー・感想・評価

七人樂隊(2021年製作の映画)
3.0
七人のラスト侍。 😅



サモ・ハン、ジャッキー、ユン・ピョウ・・・

違った。やりなおし、やりなおし。😅

サモ・ハン、ツイ・ハーク、ジョニー・トー、アン・ホイ、ユエン・ウーピン、パトリック・タム。
そして本作が惜しくも遺作となってしまったリンゴ・ラム。
香港映画界の黄金時代を築き上げてきた名だたる名監督たちがジョニー・トーの呼びかけにより集結。
しかもデジタルが主流の現代にあえて彼らが若き頃から使い馴染んできた『35mmフィルム』での撮影!
奇跡のオムニバス作品の誕生‼️
まさに香港映画の『幕の内弁当🍱』です。

①「稽古」 ⭐️⭐️⭐️★★
サモ・ハン監督。修業時代の少年期の自伝的エピソード。

②「校長先生」 ⭐️⭐️⭐️⭐️★
アン・ホイ監督。教師と教え子たちの絆を人情味豊かに描く。

③「別れの夜」 ⭐️★★★★
パトリック・タム監督。若いカップルの最後の一日を殺伐的に描いた青春ロマンス。

④「回帰」 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
ユエン・ウーピン監督。元カンフーマスターの老人と孫娘とのカルチャーギャップ交流。

⑤「ぽろ儲け」 ⭐️★★★★
ジョニー・トー監督。投資での成功を夢見る市民を風刺したコメディ。

⑥「道に迷う」 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
リンゴ・ラム監督。香港の街並みの変化をひとりの中年男の心象風景に重ね合わせた感動作。

⑦「深い会話」 ★★★★★
ツイ・ハーク監督。精神科医と患者の対話が予測不能にねじれていく不条理コメディ。


①サモ・ハンの『七小福』時代の修行の日々のワンエピソード。
先生役はサモ・ハンの実の長男!
これホントに実話?今だから言えるのかな?😃
なんとも可愛らしいエピソード。所詮なんだかんだ言ってみんな可愛い子供なんだよね!

②意外に泣いた。😭子供達たちから慕われている校長先生と若い女性教師の生徒たちとのエピソード。
貧しい子供達にとって先生から受けた優しさって一生 心に残るものなんだよね!
フランシス・ンの校長先生役が哀愁漂っていて良かった、😃

③全然面白くない!

④これが一番良かった!
お爺さんと孫娘のカルチャーギャップの日々。
お爺さんは孫娘から英語を、孫娘はお爺さんからカンフーを教わる。
お爺さんは白飯🍚に焼き魚。孫娘はマックのハンバーガー🍔。
カルチャーギャップ‼️オモロい。😂

⑤どうしたジョニー・トー!
全然面白くない。😡

⑥2番目に良かった!
目まぐるしく移り変わる香港の街並み。
昔あった山々は伐採され巨大なビル群に。
思い出深い劇場の跡地にはファストファッション店が。
昔馴染んだ街並みはもう無い。
『昔のほうがよかった。』😮‍💨嘆く中年男。
昔のように公園でタバコを一服。🚬
すると警察官がやって来て『ここは禁煙です!』
『売り買いは合法なのに吸うのは違法?』
中年男は言い返す。 はぁ、なんて時代だ。

⑦どうしたツイ・ハーク!
死ぬほどつまんなかった。😡
何がしたいのか全然分からない!
なにこれ、最悪。これでラスト?
全て台無し。

全体的にコメディ要素強め。
もっと哀愁漂うシリアスな作りにしてほしかったかな。

きっと西洋人の人達はサモ・ハンの監督作が一番のお気に入りなんだと思う。

それにしても。
サモ・ハン、フランシス・ン、サイモン・ヤム。
みんな歳とったなぁ〜〜。😅


2022年10月7日 公開初日 10:30〜
新宿武蔵野館screen 1
💺133 席
客入り 20〜25人くらい。 🥵

雨だったからかな? ガラガラ。☔️

リンゴ・ラム監督。 享年63歳。
どうか、安らかに......
🍎🐏。
健一

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