アウトラインは、同監督のゴッズオウンカントリーと同じ感じかな。自然を背景に、静かなトーンながら熱量のある、極めてシンプルな恋愛にまつわる感情が描かれる映画。ストーリーに目新しいものはないけれど、圧倒的な演技で引っ張られる。ただ、同性愛と時代にまつわる考証は少し曖昧だったかな。別に同性愛＝叶わぬもの、みたいなステレオタイプを当てはめる必要は全くないと思うのですが、セカイ系なまでに周囲との関係が全く描かれないのは、やや違和感あり。まあ英国はコンパニオンみたいな慣習もあるらしいので、秘すればわからないのかもしれないですが。
蛇足→医者格好良いなと思ったけれど、やはりゲオルグでした
